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よい習慣は才能を超える(ブログ)

2018-08-03 08:27:00

今日は、長いですけど、プロジェクトマネジメント系人材の採用のポイントをわかりにくく書いておきます(笑) わかりやすく書いたら、お仕事が来なくなる・・・

 

私は定義とか守備範囲の話が好きではない。そんなものは実戦では全く役に立たないから。じゃあ、あなたの理想とするプロジェクトマネジメントって何ですか?だって(笑)

 

まず、「理想の◯◯」ってのの使い方が気に入らない。例えば問題抽出を考えるとき、最初に設定した仕様(意図したレベルがあるんだから、これを理想と設定するのはOK)とオペレーション上のアウトプットと差異があるかどうか評価するときは、「理想的(想定通り)に機能しない」とかは良いですよ。でも、人がやる役割に対して理想とか言っちゃダメ。理想のお父さんとか、理想の上司とか、ヒーロー待望の究極ですな。思考停止するからやめておいた方がいい。本のタイトルや帯には付けた方が良いでしょうね。キャッチーだから。

 

ごっこが好きな人には伝わらないと思いますけど、組織運営やプロジェクト運営において、仕様上の設定というか私の理想は、プロジェクトマネジメントなんかいなくても機能する仕組み構築ですよ。もちろん、スキルのない名前だけのプロマネとか資格だけのプロマネなんか要らない。もちろん、組織の目的やサイズ、使えるリソースってのがあるわけですから、必ず不要かというとそうは思いませんけど。最初からプロマネってのが必要でしょう!というのは賛同できませんね。

 

何かをうまく進めるのに、絶対にプロマネと言う役割が必要だと言うことではないのです。状況分析、課題抽出、解決法の提案の手法を知っている人は貴重です。プロマネっている名前がついている人で、このような業務に普段時間を使えている人はほとんどいないと思うけど・・・

 

例えば、メンバーが3人しかいない!と言う状況だったとします。何か目的を果たす必要があるのなら、3人でやり遂げる方法を考えて実行して、ダメなら別の策を講じれば良いだけのこと。できなければ、終わりってこと。3人のメンバーでそれぞれがやることやれるなら横串機能なんて二の次でOK。ベンチャー企業は、まずビジネスを成立させなきゃね。理想的なチームを作るのに10人いなくちゃ!なんて人は、サヨナラです。全然使えるスキルじゃないし、そんなもん押し付けてもいけません。私が強調したいのは、形とかお作法とか名称とかそんなのではなくて、置かれた状況を踏まえて何をやるかを考えることがプロジェクトマネジメントってことです。

 

使えるリソース、人脈、時間、技術、サービス、ステークホルダーはちゃんと把握できてますか?コケるリスクを整理できてますか?組織デザインと役割分担の前に必要なことは情報分析に基づく戦略構築です。別に綺麗なスライドにまとまっている必要はない。目的が綺麗なスライドならは別ですけど。

 

状況分析、戦略構築は平行で進めるのだって全然OK。神さまだってこの世の全てを把握できないんだし、実際には平行して色々なタスクが動くんだから、マルチタスクそれぞれに問題や障害が同時多発的に起こると思っていた方がいいんです。たった一つの側面からだけ見て、PDCAサイクルが大事ですとか悠長なこと言ってちゃダメです。理論は大事だけど。実戦の経験のない者に資格だけ与えたりするから、資格を取る人の意図をよく考えて見てください。何のための学位取得か?というのと同じですね。プロマネ採用時はちゃんと見極めた方がいいですよ。まあでも資格を作って認定というさもありがたいもののように群がる人からお金を吸い取る財団とかの経営的手法に引っかかっちゃうのが多いんだな。権威とか資格とか予備校大好き社会にはありがちかな。

 

 

名前なんか好き勝手なものを使えば良いんです。複数名集まるとすぐにチームビルディングって言う人、いますよね。偉い人に多いらしいけど、この発想は恐いね。魔女狩りか?ヒーロー待望論か?問題のすり替えって言うんですよ。プロコン上司も恐いね。仮定や主観たっぷりのプロコンを見て満足する人。。。組織を死滅させるつもりか?