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よい習慣は才能を超える(ブログ)
今日は最終日
企業人だった頃とは何かが違う。
技術を磨いたり、新しい知識を増やしていくことは本当に良いもんだ。
お世話になった人に恩返しをするのはこれからだね。
経営者としての手腕はまだゼロですけど、イノベーターとしての真価が問われる。
心から応援してくださっている創業者のお二人と仲間たちには心からエールを送りたい。
あの上海焼きそばは世界一だと思う。
リソースの中でも最も扱いが難しいと言われている「人」。自らの意思を持ち、自ら判断する。その判断の基になる根拠が論理的であるか否か、心に訴えるものであるか否かに関係なく、組織の階層を構成したり、役目を担う。扱いにくさの源泉は個々が持つ価値観というものである。
生まれ育った環境や獲得してきた経験もそれぞれである。
機械やプログラムとは異なり、その日、その時によって気分の浮き沈みもある。
どんな組織でも人間関係のトラブルは尽きない。
基本的に組織というものは、破産などしない限り、生き物のように一定の期間で機能が停止して終わりを迎えるということがない。
従って、継続的に組織の目的を果たすことができるような仕組みや方法を考えることにエネルギーを注ぐ。しかし、それらを考案したり、エネルギーを注ぐのは「人」なのである。
「人」には寿命があるから、組織の理念を継承しつつ、より一層の繁栄を担ってくれる後進が必要になる。そして後進の育成に相当なエネルギーを注ぐ。管理職に「人」を育成する役目を課している組織は少なくない。
育成のみならず、関係するステークホルダーとの良好な関係を構築したり、新たな人脈を構築したりと、ヒューマンスキルが弱かったら仕事にならないと言われる程、多くの書籍がヒューマンスキルを取り上げている。
組織の活動を良い方向に進めるためにも、多くのメンバーの賛同、そして一人でも多くの協力者を集めることにつながるスキルや行動特性を身につけることを考えて欲しい。
Technical Skillは、専門性というイメージがあるかもしれません。一般的なビジネススキルとどう違うのか?ということもあるかと思いますが、別に区別をしなくても良いと思います。どちらも基本的には何かの役割を果たすために必要な技術やスキルを指すと思います。
Technical Skillには、問題の特定、原因分析、解決方法の提案のように職種を問わず高い習熟度が望ましいものに加え、顧客ニーズの洗い出し、競合分析、重点領域の特定、戦略構築、新規プロジェクトの立案、新製品の提案のようなものを論理的に行うための知識やツール使用の成熟度などが入ってくると思います。より専門性が高くなる程、Technical Skillの習熟度が効率的な時間の使い方に繋がってくると思います。
「Technical Skillの足りない上層部は、メンバーから冷ややかな目で見られる」と思ってください。恐いのはTechnical Skillの誤用です。どのレベルの管理職にもあることで、御自身では認めたくないと思いますが、その誤用が組織のリソースを無駄に消費している状況を作り出していることも場合としてあります。例えば、プロコン上司。これは恐い・・・グループメンバーがいい加減なものを作ってきてもFBできない。戦略策定も然り。主観がたっぷり入ったSWOT作って満足しちゃうエライ人。そんなもんグループメンバーに作らせちゃダメですよ。
マネジメントとして、意思決定のプロセスや、そこに行き着くまだの過程(情報整理、問題特定、原因分析、解決法の検討・提案)がロジカルでかつ納得感の高いものになるような努力をして欲しいものですね。
学問的な分類・定義や個人のこだわりはさておき、Informaticsの目指すところは「戦略に先立つは情報」ということです。
目的を持って構築された情報網の中から、ゴミ情報や有益なニュースをスピーディーに選別したりして、自分たちの目的を果たすために必要な情報をハンドリングするという考え方です。つまり、情報学的アプローチを用いて、新しい考えや、オペレーションモデルを構築することを目指すことがゴールにあります。
そして、Informaticsの根幹を支えるものは、何をどう活用しなければならないか?ということをベースにデザインされた情報管理システムなんだと思います。機械でも人でもなんでも良いんです。とにかく、上手く組み合わせてください。自分たちの使えるリソースの整理はできていますか?足りないものは構築するアクションが計画されていますか?誰なら構築できそうですか?ボーッと思いを馳せるだけでは何も進みませんよ。
こう考えると・・・社会人になると真っ先に習う(良いも悪いも説明がなく、一方的に押し付けられただけ?)いわゆる「ホウレンソウ」というものが、とても非生産的な発想に思えてくるわけです。人間はエスパーではないから、相手が欲しい情報はお互いに確認しないとわからないですし、役割を考えたときにマネジャーとグループメンバーでは基本的に欲しい情報が全く同じということだと・・・ちょっとねぇ。
ですから、どんな情報は漏れなく共有する。ステークホルダーが曖昧だと、どこに何の情報をどうすれば良いかわからないですよ。「こんなものに関連する情報はどう扱う」みたいな設計図が必要ですね。管理職のお仕事として周知できていますか?
経団連がまとめている区分けがわかりやすいと思います。情報関連、業務遂行スキル・方法論、対人関係、倫理観・コンプライアンスの4つに分類されています。私は「情報マネジメント」、「テクニカルスキル」、「ヒューマンスキル」、「人として大事なこと」と読み替えています。
そして、いくらスキルに長けていても必要なところで活用しなければ、スキルがないのと同じなわけですから、行動が伴って欲しいわけです。「リーダーシップ」とか「専門家ならばエキスパートシップ」という要素も付け加えておきたいと思います。リーダーシップだけを独立させると必ず議論がめちゃくちゃになると思います。モヤモヤするキーワードなので使い方には注意が必要です。
学問としては色々な区分けが重要になると思いますが、実戦においてこのような区分けはそれほど大事だとは思いません。それぞれが独立して機能することもありませんし、管理職は、基本的に複雑な事項を扱っているので、いくら区分けを試みたとしても、管理職に磨いて欲しい能力群ということにフォーカスを当てると必ず重なりが出てくるわけです。そんな重なりを整理することにエネルギーを注ぐのは時間の無駄だと思います。
みなさんの組織はこの辺のバランスを考えてトレーニングを提供できていますか?