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よい習慣は才能を超える(ブログ)

2018-08-09 22:10:00

偶然にも先週と今週で知人との会話で話題になったので、コメントしてみます。「成果主義」は、世の中で誤解されている言葉の一つだと思います。言葉を誤用したり、悪用したりする人が多いのはこれに限った話ではないですけどね。

 

今日は、外資系企業は「成果主義」だからすぐに人を辞めさせたりするんでしょ?厳しいんでしょ?とかいう話です。世間一般的には、ネガティブなイメージを持つかもしれませんね。新卒採用のプロセスに絡んでいた時も似たような質問は多かったです。

 

脱線タイム:人事担当者はちゃんと説明した方がいいですよ。今はSNSで簡単に広まりますからね。ちゃんとした理解を広めてみては?やりがいとか達成感とか個人の価値観や主観がバリバリ入った社員のコメントは、就職の経験のない就活生が読むパンフレットにいらないでしょ(笑)広告代理店の言いなりにならないことです。あと、今だから思いますけど、パンフレットの冒頭が詳細すぎて眠くなりますね。自分なんか、パンフレットじゃなくて会社四季報とかの初任給の欄しか比較してなかったし。

 

さて、話を戻します。成果ですからアウトカムな訳ですよ。必ずしも「やったこと=成果」ではないというところがポイントです。皆さんの人生において成功し続ける仕組みがあったらどんなにいいだろうと思うわけですよね?いいや、失敗こそが人を成長させる!なんて奇特な方は少ないでしょね。

 

成果が出続ける仕組みを構築できる。しかも個人レベルだけでなくて、組織レベルで大きな成果につなげることができる人は貴重です。やったことが評価されるのではなくて、色々試行錯誤した結果としてのアウトカムが成果なわけです。だから成果主義って別に変でも何でもないでしょ?逆に成果主義ってやつを必要性(状況に応じた)を考えずに唱えるとおかしなことになる。

 

 

補足しますが、成果主義に対する「考え方」や「重み」は組織の大きさやステージにも依存します。創業したての組織が「成果主義」とかいってるのは平和ボケだと思う。明日コケるかもしれないのにね。成果以外は要らないステージにある組織っていうのは兎に角勝ちにく方法だけに集中したほうがいい。あと、組織があまりにもデカくなり過ぎると、やったことと成果(アウトカム)との因果関係を説明しにくくなるので、盛ったもんガチみたいな世界もできてしまうでしょう。組織のトップはちゃんとそこはロジカルに説明して下さいね。ステークホルダーをシラけさせないで下さいね。