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よい習慣は才能を超える(ブログ)

2019-01-25 08:19:00

昨日はDIAのコンテンツコミッティ最後の日でした。ご丁寧に感謝状まで頂いてしまい恐縮です。クリニカルストラテジー分野の代表メンバーと言うことで御指名頂いてからあっという間の四年間でした。マサチューセッツに赴任することになった時も代理を置くということにならず、リモートで対応可能な色々な企画やアクティビティに関わる機会もいただきました。

 

メガファーマでは日本のクリニカルストラテジーの立ち位置がここ10年でガラッと変わったと思います。もちろん日本だけで開発を進める案件があれば日本のスタッフが主に開発を進めていくことになるでしょう。ただその数はもちろんゼロにはならないでしょうけど、減っていく一方です。なんとか増やしたいですね。

 

ではもうクリニカルストラテジーが日本で不要になったかというとそうではないと思います。日本でもやっと創薬ファンドが組めるようになったり、わずかではありますが日本発シーズやアイデアでベンャー振興が始まったことを踏まえると、より臨床/医療データに精通し、ゼロからクリニカルプランを作れる人材が必要になると思います。

 

しかし、そういう人の大多数は今は企業にいて、なかなか外には出ない。在野にいたとしても最近のテクノロジーまでカバーできるベテラン世代はかなり少ない印象。

今の世代はメガファーマではプロトコルの和訳のレビューのような事にも時間を取られている状況で、ゼロから作り上げる機会に触れることも少ないようですから、まだまだ実務をやっているミドル世代以上が後進に伝えていく必要があるように思うのです。もうCROさんに何でも依頼できる時代ですよ(笑)

 

そんなことを思うと、CRO的なエリアの中で生き残るためには、技術的サービス提供は大事な土台ではありますが、どんなプラスαを提供できるかが重要なんだと思います。

クライアントに「この人は社外のコンサルタントだから」と思われないように、大事な会社のリソースだと思われるように(実際はそうなんですけどね:笑)、仕事の進め方や雰囲気作りも含めて、お値段以上のサービス提供ができるようにしていきたいと思うところです。

もちろん背骨は戦略系/マネジメント系/人材開発系のお仕事ですが、弊社と仕事をするとチームが強くなった感じがする!とか、一緒に仕事をしていたあの人、仕事の仕方が変わったよ!などどいうFBも頂けるように頑張りたいと思います。

 

超えなきゃいけないハードルは高く設定する。ひたすら勉強の毎日ですね。

 

 

本当の卒業はやっぱり75歳か80歳でしょうかね(笑)