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よい習慣は才能を超える(ブログ)

2019-02-26 08:17:00

  20日の部会で、ノバルティスさんの若年性の白血病を治療製剤「キムリア」が了承されました。しばらく、全国の「木村さん」のニックネームになりそうですね。そして国内初の遺伝子治療製剤、アンジェスの「コラテジェン」も条件付き承認で了承。

 

今頃になって高額医療と言って騒いでいる人たちはかなりおめでたい。遺伝子治療は高額という話はだいぶ前からある話です。欧州で2012年に承認された家族性リポ蛋白質リパーゼ(LPL)欠損症を対象とした遺伝子治療「グリベラ」は、その治療に一億円近くかかるということで当時から注目を浴びていました。そしてその横では膨大な数の遺伝子治療の臨床開発が多くの企業によって検討されていたわけです。

 

 

医療費が高いことを言うのは面白くないけど、薬剤費のことを言うのは楽しいのかな?メディアさんは。アメリカで脳梗塞や心筋梗塞で倒れてみてください。軽く数千万はかかるわけですよ。しかも疫学的にはかなり多くの人がかかるわけですけど、これとキムリアを比較するのは社会的に意味があるのですか?医療全体についてぼーっと眺めてきた人たちにはわからないでしょうけど、1つのことだけを取り出して騒いでもしょうがないんだと思います。

 

 

キムリアのような製品を開発しているメーカーやベンチャーはずいぶん前から行政を巻き込んで開発を進めている(はず)。行政だって海外の様子を見ていないわけでもないし、ドラッグラグだの言って自分たちのことをよく考えずに騒ぐだけじゃぁないでしょ?ちゃんと保険償還の基盤とか考えているでしょ?公開していないだけでしょ?

 

みんな(社会)はこういったテクノロジーの進歩の恩恵を受けているわけだと思うので、私は賛成派です。 

もっと無駄を削れるところはあるはず。市民レベルでみてもあるように思いますけど。

 

 

もっと行政活動にイノベーションを! (勇者には光を!)

(有識者らしき人を集めてごちゃごちゃやっていないで、本当にやっているのだったら、ちゃんと外に見えるようにしてください)