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よい習慣は才能を超える(ブログ)

2019-03-15 09:45:00

製薬企業にコンソーシアムに参加させて運転費用をまかなうことを最初から企図していたとすると、計画としてはどうなんでしょうね。価格も設定もないまま事業化することなんて民間だったらありえないですよね。幹事会社として高いコンサルまで入れているのにね。

 

気の毒なのは中心的な役割を必死にやってこられた研究者の先生方ですよ。患者さんに協力してもらうためにものすごいエネルギーを注いでおられる。事業の継続性がとても気になるわけです。

 

とは言え、一方では世界に誇れる患者登録システムにまで発展したものもあるわけです。やっぱり「選択と集中」ですよね。

 

国の事業って数年単位と言いますけど、科研費とか国費を使うときは審査に関わった人まで実名で公表したほうがいい。納得感のあるコメントもあるけど、ごく稀に酷いコメントもあるから。研究者をバカにしているようなコメントはやめた方がいいと思う。自分のこと有識者だと思わないで欲しい。人は地位を上げると人でなくなるから。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ですよ。

自分で治験を動かしたこともない、計画したこともない。創薬の経験もない、経営もしたことがない、ビジネスを回した経験もない人が有識者ですか?だいたい、そんな人いるわけないじゃない。「有識者」なんて神格化の大好きな人たちが付けた名前ですからね。

 

 

あと、研究成果も研究サマリーだけじゃなくて、詳細まで公表したほうがいいですよ。だってスポンサーは国家であり国民であるわけですから、ちゃんと成果を公開して欲しい。そしてお金の使い方ね。まさか視察旅行なんかに費用のほとんどを使っているようなことはないと思いますけど。