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よい習慣は才能を超える(ブログ)
自分は息子に付き合って、時々トレカショップにいくので、ちょっとビジネスモデルについて調べてみました。
基本的な考え方としては、カードを安く買って、高く売るのがビジネスモデル。カードは一定数しかない。
その中には普通のよく出てくるカードからごくたまにしか出ないレアカードもあり、レアカードにはプレミアが付く。
だからコスパの良いカードの出入りが重要で、出店エリア、競合の店舗数に加え、ユーザーが保持している枚数などが重要な要素になる。
息子と一緒にいくトレカショップは渋谷にある。人口動態学的にも枚数が大きく動くエリアであり、かつカードの仕入れと販売の媒介手段となるセグメントは大人から学生、子供まで多様である。
問題は競合店舗の出現であるが、近隣にはない。そう、e-コマースの影響をケアしつつ、仕入れと販売を行う必要がある。でもe-コマースは値段を閲覧可能なので、わかりやすい(笑)
昨日もそのビジネスモデルに一般ユーザーとして振り回されに行ったわけである(笑)
雇われ店長は仕事に忠実。必要なカードしか買い取らない。バイトの数もある程度いるので、その店舗は相当うまくいっているのだろう。
売り手は常に不利。なぜなら売りたいから。ブランドショップと同じである。息子はレアカードが欲しいから、時々不要なカードを売却したいのである。
一回のゲームは100円である。100円で1枚カードが出てくる仕組み。
カードを複数枚組み合わせてゲームを楽しむ。レアカードは強い敵にも勝てる可能性が上がるし、Suicaっぽい感じの記憶媒体の仕込まれた専用のカードを買うと、自分のオリジナルキャラも作れるようになる。
ゲームをすれば種々のパラメータが上がるようになる。ゲームをしつつカードも欲しくなる仕組みなのである。
客層は大きく5つに分けられる。
1)爆買いセグメントでレアカードをどんどん売りに来る集団
2)爆買いセグメントであるが、欲しいカードもトレカショップで買いに来る集団
3)爆買いはしないがコツコツ欲しいカードを必要なコストで手に入れていく、大人コレクター
4)その他の集団
5)同業者(笑)
一般人は、その他の集団である。店側からすると、時々レアカードを持ってきてくれさえすればそれでいい。
仕入れと販売は、競合云々の前に常にシーズンの影響を受ける。ビジネスの肝になるレアカードは、新しいシリーズが始まると売値も買値も安定しているが、シリーズが変わってから時間の経過に伴い、値が維持されるものと値が崩れるものとの差が激しくなる。
そして、新しいシリーズが出始めてしまうと、前のシリーズのカードについては、買い取り側も超強気。つまり選ぶ自由を得る。レアカードで息が長いものだけが買い取り対象に。それ以外は決して買い取らない。
買い取りされない価値0円というレンジから、5000円くらいの超レアカードの買い取り価格まで幅広い。しかし実際は買い取り価格は超極端であり、1円や5円も珍しくない。超レアカードは買い取り価格の20%から30%増しくらいで売れるので、ゴミカードなんか売りたくない。
一方の売値は、数百円という手に出しやすい値段から10000円に届くようなスーパーレアカードもあるが、価格の分布として100〜1000円くらいまでのカードで商品が構成される。つまりそういうカードがビジネスを支えるのである。そして超レアカードはレアカードの数倍もの収入をもたらせてくれる。
これが可能になるのであればトレーディングカードカードショップを経営することができると思う。この辺のバランスはやってみた人にしかわからないのでしょうね。
ということで、ブランド物も同じようですね。買った時は結構頑張ったけど、売る時は買値の15%くらいでしょう?
楽器もそうでした。買い取り価格は買った時の1/5くらい(笑)