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よい習慣は才能を超える(ブログ)

2019-05-12 14:17:00

上海で鳥の唐揚げを食べた時にガキっとやっちゃいました。

 

その瞬間、凄い衝撃を感じた。が、時すでに遅し。舌で探ると明らかに右上の前歯の形がおかしい気がする。変な方向にひん曲がっている感じがした。

 

その鳥の唐揚げには間違いなく骨が入っていたものがあった。何しろ、日本から出張で来ていたパートナー会社の人達が「これ骨がありますよ」というので、ポケトークを使って「この唐揚げは骨つきですか?」とお店のフロア担当者に確認したくらいである。

 

骨を口から取り出すついでに硬いものを調べてみると、おそらく歯(保険の差し歯だから樹脂性)のふりをして数年間活躍してくれていた物質の一部と思しきものがあった。一緒に食事をしていた方に気づかれないように、その破片をジャケットのポケットの小さい内ポケットに忍ばせる。

ここで色々なことが頭を巡る。。。そう!これから先、絶対に歯を見せてはいけないのである。トイレに行って確認するという方法もあっただろうが、食事中の会話と相手に悟られないことを最優先することにした。どんな風になっているのかわからないからこそ、歯を見せてはならないと判断したのである。

 

その時に限って可笑しな話題が飛び出すものである。結構危ないシーンもあったが、その日は何とかなったと思う。なぜなら、食事の帰りに明日の朝も我々と御一緒にいかがですか?と朝食ブッフェに誘われたからである。歯が欠けた奴をおもむろにブッフェに誘わない(ように思う)。

 

ホテルに部屋に戻って早速鏡を見て思わず笑ってしまった。

さて、問題は翌朝のブッフェである。ちょっとでも口角が上がると「芯」が見えてしまう。かと言って、口を閉じて笑ったり、鼻の下を伸ばして笑うと、見た目に気持ちが悪い。仕方がないので、口に手をやって笑う方法を検討するも、これも気持ちが悪い。

 

翌朝目が覚めて鏡を見ると、やっぱり歯は大袈裟に欠けたまま(汗)

「ブッフェには行くか。。。」

45を過ぎだら美容液は不可欠。肌も大事であるが、前歯の方がよっぽど大事だと思った。

 

結局、お話が盛り上がり、(とても嬉しいことだったのですが)上海浦東空港までご一緒することに(笑)

最後まで何とか隠し通せたような気がする。帰国後ジャケットのポケットに入れた破片をマジマジと眺めながら、派手に欠けたなぁと、しみじみ。

先方のブログは恐くて拝見できない(お堅い組織のようですから、ブログはないだろうな)。