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よい習慣は才能を超える(ブログ)
コンベンションセンター近くのホテルからサンディエゴ空港に向かうUberで、音楽好き?この歌は有名なのか?って聞いたら、マシンガンのようなトークが始まった(笑)
私は、米国に来たときは、Uberドライバーのたくみな会話を楽しむのが好きだ。結構物知りもいるし、地元の情報を教えてくれる。このドライバーはやたらと声がデカイ。二人しかいないのに(笑)
ドライバー(ド):こいつぁ、いい歌サァ。最近の歌は家が欲しいとか、車が欲しいとか、金持ちになりテェってのとかばっかりだ。そんなの見りゃわかるっつうの。変な歌作るんじゃないってぇの!歌は90年代までに限るね。その後はビジネスのための歌だよ。全くなっちゃない。
私(カ):ダンスミュージックやR&Bといえば80年代だろ?
ド:こいつは驚いたなぁ。あんたどっから来たんだ?東京か?
カ:そうだ。東京だ。君は?
ド:俺はエチオピアから来たんだよ。今、西アフリカは中国の投資でスッゲェことになってる。どんどん栄えてきたよ。
カ:サンディエゴは好きか?
ド:サンディエゴは最高サァ。アメリカ中で一番好きだな。年中こんな気候だからな。海側の景色なんか、最高だろ?
カ:家賃は高そうだな。このあたりはどれくらいだ?
ド:1ベッドルームで1000ドルくらいだな。えらい価格だろ?東京はどうだ?
カ:同じくらい高いよ。
ド:ただちょっといきゃ、かなり安くなる。ビーチが見えるだけでめちゃ高だよ。俺はこの右側の丘の方に住んでいる。車で10分くらいのところだ。気候もエリアも最高さ。海だけ見えない。
カ:君は、色々と良く考えるタイプかな?
ド:(爆)
カ:そんなにおかしいか?
ド:(爆)教授にはかなわないや!
カ:ここにくる日本人はみんな教授じゃないぞ。
ド:最高だなぁ。ところで子供はいるかい?
カ:ああ、いるよ。二人だ。11歳の娘と9歳の息子さ。君は?
ド:完璧だなぁ。俺んとこは、七歳の娘だよ。面白い時期だよ。
カ:君の娘さんは君が大好きだろう。
ド:ああ、この年齢の娘はオヤジが好きなもんだよ。
カ:ところでこの車は新しいね。安定していて快適だ。
ド:そうだろ?でも、実はアメ車はぶっ壊れ安く作られているんだよ。
カ:頻繁に買い替えさせるためだろ?
ド:その通り(爆)あんたにはかなわないなぁ。
カ:ビジネスは大事だな。歌以外はね。
ド:そうだよ。歌は愛を歌ったものに限るね。金とか車とか、そんなんは歌じゃない。ビジネスといえば、俺は二台の車を操っている。このダッヂは三列仕様になっているから人数の多いお客も乗せられる。トヨタの車も持っている。プリウスは通常使ってる。時期や曜日によって使い分けているんだ。
<空港到着>
カ:ありがとう。お陰で楽しかったよ。
ド:じゃあな、教授!
カ:アシスタントがちょうどいい。じゃあな。
このドライバーは満点をかれこれ500回以上取っている達人なのだ。なかなかのもんである。人を楽しませるってのは、なかなか簡単じゃぁない。
ちなみにUberには相当な回数乗っているが、自分のスコア(ドライバーに付けられる)は4.95である(笑)