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よい習慣は才能を超える(ブログ)

2019-11-22 07:17:00

良い悪いは個人が決めることなので、そこには触れません。あるビシネスモデルの構図をある側面から捉えた場合を想定して書きます。誤解なきよう(笑)

 

組織に雇用されるという形態は、下請けの集合体の一部に加わったのと似ています。自分で事業を興すのと比べて、仕事が来なくなるリスク(仕事をしていないと感じる時間?)は減る可能性もありますが、逆にその雇用された方からすると諸々の要因を踏まえると悪いと思える条件でも労務提供をしなくてはいけない状況もあり得るわけです。社内失業者を抱えるという言葉にもあるように、逆もあります。

 

組織が大きくなればなるほど、下請け的な側面が強くなります。そして様々な要因により、自らの可能性を狭めていくことになります。ヒエラルキーを上り詰めていくことにエネルギーを注ぐのは何のためでしょうか?人は本来の自分でいられる状態で最も高いパフォーマンスを発揮することができるのだと思います。

 

専門性を絞った分業化、多層構造化を進めると、見えないパワーバランス、それから自分の固定観念などに支配されて、自分のやりたくないことや苦手なことでもやらなきゃいけなくなってしまうシチュエーションは山ほどあります。組織が大きくなればなるほど適任者がアサインされなくなるリスクも増えます。取引コストも増え、動きも鈍くなります。

 

意味不明のヒエラルキがある組織や、若い子を伸ばす仕事を与えない組織には、所属する意義や魅力を感じません。何年経験したら次のステージに進めるのでしょうか?ステップアップってなんですか?キャリアプランってなんですか?人が運営する組織なんてそんなもんです。

 

なんだお前は?若いのに生意気だ!俺たちの若い頃はなぁ下積みを経てなぁって言うオッチャン達は定年目前になって「日本の社会保障がなってない!」なんて言い出すわけですが、この国はある意味では社会主義みたいな国ですから、一定レベルの保障はあるわけです。文句があるなら、そんなモノには頼らずに自分でなんとか切り抜ける必要があります。

 

ありもしない定年後の悠々自適な生活なんか妄想してしまうマインドを植え付ける社会。ゼロから何かをすることをほとんど教えない社会。大人が夢を語る機会の少ない社会。この先も組織に使われる人を産生する教育を続けるのですか?優秀な人材を確保しておいてなお、組織に使われる人を生産する仕組みでまだ行きますか?恐ろしい事態です。

 

私は基本的に人から指図されるのは好きではありません。皆さんも同じだと思います。では、自問自答してみてください。何のために管理職のスキルを磨くのですか?

組織を泣かせないように、マネージャーさんやマネジャーさんを目指す人は、倫理観やインテグリティファーストでお願いします。