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よい習慣は才能を超える(ブログ)
これから組織を作るっていう時に知っておくといいこと(原理原則のようなもの)を紹介します。
当たり前のことなのですが、どんなレベルの人でも「組織というもの自体」に腹をたててしまう方が多いので、特にマネジメントをやらないといけない方で冷静になって自分を取り戻して頂くためのちょっとしたヒントです。
組織作りなんていうものは仰々しく考えがちですけど、作るときのきっかけ、意気込み、気分は様々です。単なる飲み会がきっかけになることもあれば、ふとしたきっかけで知り合った仲間と作ることもありますよね。
こんな軽い感じではじめるものもあれば、必要に迫られ組織化された組織から分離して新たに作ることもありますし、別組織を一緒にするということもあるでしょう。一念発起して創業するケースもあれば、趣味が高じてのケースもあるでしょう。本格的に活動がしたくて外部からの資金を集める仕組みをかましてみたり、アイデアや夢はどんどん膨らみます。
基本的に組織というものは、機能しているかどうかはさておき、その組織が所属する(何らかの形で影響しあう)コミュニティのメカニズムの一部です。
コミュニティにも規模があって、ご近所さんコミュニティ、社内とか組織内もそうですし、地域のコミュニティ、特定の団体、国家レベル、視点をできる限り上げていくと地球規模の話だってあります。今や環境開発や交通網、IT、保健衛生ということになると簡単に世界規模のコミュニティとして自分たちの組織との関わりを考えることができます。必ずデカイところを目指す必要なんてありません。
そうなんです。実は組織そのものは単なる枠にしか過ぎないんです。組織は言葉を話しません。組織は感情を持ちません。組織は人が動かすものなのです。時に、組織を動かす人間は組織を代弁しているかの如く振舞います。私が職階というものは、人間としての価値や偉さではなく、本来は「役割」であるということを強調したいポイントです。
極端かもしれませんが、組織の問題は基本的に人間が起こしています。組織デザイン含めて完璧ではありません。人が起こす問題はヒューマンエラーだけではないんです。自分たちで作った規則、プロセス、人事システム、予算管理などなど、もれなく人が考えて作っています。外部のシステムを導入するケースも同じですです。人が作ったものを自分たちで評価して導入を決めるわけです。ユーザーフレンドリーだろうがなかろうが予算の範囲内でできるものに決めてしまったりということはよくある話です。人は完璧なものなんて作れないのです。エラーがあったら原因を究明して改善プログラムを打てばいいのです。
ですが、人間同士だとなかなか上手くいかない時があります。(続くかもしれません、思いだしたら:笑)
9月より昭和大学の臨床薬理研究所で兼任講師を拝命いたしました。
所長の小林真一先生は、1997年の新GCP施行後の医療機関側の治験体制構築の礎を築いて来られたレジェンドです。
超強力な病院ネットワークを強みに、今後の我が国の創薬支援体制を確立すべく、私もベストを尽くしたいと思います。
【臨床薬理研究所へのリンク】
http://www.showa-u.ac.jp/rsch_acad/ctc/index.html
今年もお声かけいただきありがとうございます!
レギュラトリーサイエンスはサイエンスか?という話題がずいぶん前から続いている。
自然科学だけにしか興味がない人にはあまりウケない話だと思いますが、人文科学、社会科学も普通にサイエンスだということを強調しておきたいです。
自然科学のごく狭いところだけに興味を持っていると受け入れ難い側面があるのかもしれませんが、組織学や社会学など人の行動や社会におけるメカニズムを研究することはとても大事なことだと思います。
サイエンスで良い協働関係構築の鍵を見いだしたり、社会における仕組みに対して改善プログラムを打ち込む、例えばエラー発生率をコントロールしたり、時にはわずかしか出ていないエラーでも重要なら仕様変更をしたりするのです。
治験におけるサイエンスの要素を説明できますか?
前述のポイントの繰り返しになりますが、プロトコールを作ったりすることだけがサイエンスではありません。自分の好きなところだけサイエンスとか言っちゃダメですよ。
チームを運営することやアウトソースの管理もサイエンスの要素が必要です。ですから意図された(アウトプットを管理する)仕組みをデザインすることはとても大事です。
品質(アウトプットが期待値に対して満足できる、あるいはバラツキが許容範囲に収まっているかという視点)を意識して行動がデザインされるのが学問的な本質かと思います。
プロジェクトのリーダーを目指す諸君!自然科学が好きなら、ちょっとだけ守備範囲を拡げてみませんか?
え?講義のテーマですか?
私がアメリカ勤務時代にボコボコにされた話です。やっぱ日本って島国で、年中鎖国状態なんじゃないかな?って思ったことなど、エピソードを交えてお話します。
ICH-E17を悪意を持った人たちが理解し始めたら何が起きるでしょうか?グローバル製薬企業が早期開発のステージにおいて何を考えているのか。知らないでしょ?知ったらびっくりしますよ。今の日本の議論ってなんなのって感じです。ズレているんです。脈々と続く「べき論や精神論」がロジカルに考えることの障壁となるでしょう。
だから、どうする?そんなことを考え、自分たちの脳力開発や社会貢献について考えてもらえたら嬉しいです。
皆さんはアウトソースを上手に活用できていますか?
アウトソースの利活用を考えるときは、大きく3つです。
①どうしてもやらなきゃならないことがあるけど、そのプロセスや工程に自分たちにノウハウや知識がない部分がある。
②自分たちでできるんだけど、リソースが足りなくて、外部の手を借りたい。
③あるプロセスを効率化するために、プラットホーム的な業務や役割を担ってもらう、いわゆる業務効率化を進めたい。
アウトソースをする際には色々と考える部分があります。まずは準備ですね。もちろん準備以降も大事ですが、なぜならば皆さんがやらなくてはならないのはマネジメントの一部です。準備しなくても大丈夫だなんてありえない。
お金を出したら完璧な成果をもたらせてくれるなんて思ってはいけません。エアコンや冷蔵庫を買うのとはわけが違います。特に治験や臨床研究は品質のコントロールがとても難しいシチュエーションですから、リスクだらけですよ。
とてもアナログな仕組みで実施されていて、極めてエラーソースが多いことを理解している人はきっと大丈夫。期待するアウトソースの成果を得ることができるでしょう。プロジェクトマネジメントゴッコにならないでしょう。
飲み会の話題で、組織の行方について話題になった。
自分のグループのみならず。うちの会社の〇〇の部分は官僚的でイカン!全然変革が進まない。とか組織のトップが全然役割を果たしていない!のようなと会話があちこちから聞こえてきます。
官僚的な仕事の仕方って悪い意味で使われますよね。大企業なんかの持つ組織マネジメント上のディスアドバンテーを揶揄する時に使いますかね。本当の官僚ってどんななんでしょうね。身近にいた悪い事例が尚更悪いイメージを作りあげてしまう。官僚っていわゆる中央省庁で働く国家公務員のことですけど、朝から夜遅くまで働かされてハードワークという話をよく聞きますね。官僚の人だって「官僚」を悪い意味で使われて気分良くないと思う。イメージアップをお願いします!
官僚の謎、その1!
変な予算の立て方はさておき、税金の無駄遣いはやめて欲しい。全てではないと思うが、まず予算を立てたら必ず使い切るという意味不明なことはやめて欲しい。なぜ、使い切らなくてはならないのか?翌年に取っておけば良いのに。なぜ備品のようなものを積み上げて使い切らなければならないのだろうか。その備品は無駄遣いでしょ?本当にバカなんじゃないのか?と思う。全ての省庁合わせて、こういうことの積み上げでいったいいくら毎年無駄に使われているのだろうか。年度末に近くなると使い切るために試行錯誤することなんて本当にやめて欲しい。知らないくせに、言いたいだけ言うなって?いいや、普通におかしいと思うから。慣習だかなんだか知らないが、こんなことは今すぐやめて欲しい。
官僚の謎、その2!
政治家と官僚の役割がよくわからない。仕組みは知っているが、ちゃんと機能しているように見えない(国民目線で)。ダブルワークになっているのならこれもまた無駄遣いじゃなかろうか。魔女狩りとか罪のなすりあいとか、勘弁ね。
官僚の謎、その3!
自分に甘いやつにポジションを与えるな、と言いたい。高度経済成長期ならまだしも、この時代にコンプライアンス、インテグリティ、高潔、品行なんてのは基本中の基本だと思うわけだ。組織のトップたるや率先垂範で透明性やインテグリティを推進していく役割であるはずであるが。。。裏口入学とか文科省のお偉いさんがやるなんて終わってる。他にも似たようなことが起きているってことだよな。近所に現れる大量の黒塗りが日々邪魔でしょうがない。路駐するな。路駐させるな。なぜコインパーキングを使わない?なぜもうちょっと端っこに寄せて停めさせない?
私は、コンプライアンスやインテグリティは、人間が人間社会を繁栄させていくためにはマストだと思う。プロモーションを検討する際の重要項目の1つにしておいて欲しいと思う。偉い人はちゃんと観察されてますよ。